犬と猫は違う。
どう違うかって、全然違うのだけれど、まずは犬は散歩に行く。
わたしが両親から譲り受けた駄犬は食い意地ははってなかったけれど散歩意地ははっていて散歩が無闇と好きだった。
それは良い。゚+.(*`・∀・´*)゚+.゚良い!
散歩ならわたしだって好きだ。
つまりは駄犬とわたしは趣味が一致していたのだ。
次、猫は狂猫予防注射は義務ではないが、犬は必ず狂犬病の予防注射は受ける。
駄犬コロが情けなくも注射を恐れて泣き喚いて笑いものにされたことはこのブログで発表したが、何故か不思議なことに猫はさほど注射を恐れない。
初代ラッキーキャットのシーラが老衰でこの世を去り、ちび猫から大人猫となったちゃちこと駄犬コロとわたしたち家族で平和に暮らしていた頃、またもやコロ公にとってはその平和は打ち破られる。
冬の寒い日、わたしが園芸用具入れにしていた外置きの棚のカラ植木鉢にこのあたりをテリトリーとしている黒猫一族のお兄さん猫と、その年に生まれた仔猫が2匹でうずくまっていた。
この一族は人には心を許さない。
だが、近辺の家の軒下と空家をねぐらとしてかくも長く権勢を誇っていた。
もう成猫のお兄さんはとにかく仔猫の様子がおかしい。
おかしいはずだわ。ひどい風邪をひいているじゃないか?!
このまんまじゃ死んでしまうよ。黒猫の仔猫。
わたしは弱りがちな黒い仔猫を捕まえ、動物病院へGo!
うちで匿い、猫はちゃちこ1匹となっていたところなので里子には出さずにうちの猫とすることにした。
心配のあまりにお兄さん猫もうちにやっきたが、仔猫回復を見届けまたふらりと外出してそのまま再び地域猫になってしまった。
だがその仔猫、残念!!あまり可愛くなかった。
それだけでない。
ちび猫の分際で駄犬コロ公を襲うのだ。
コロ公を殴る。鼻先に手(前足)を出す。椅子とテーブルの隙間からコロを嘲笑う。
駄犬め~ここまで来てみろ、カカカッ!
人間語に翻訳するとそのような雰囲気のにゃー声を出してコロを挑発。
おとなしいちゃちこともう大人になった息子との平和な暮らしは打ち破られ、またもコロ、プクと名づけた黒猫の仔猫にいたぶられて哀れな鳴き声を放つハメとなる。