不思議の国の夜

夕べ不思議な感じのSPとの邂逅。
昨日の夜、やはりSPの様子を見に外に出た。

すると、SP近所の階段の上の家の庭でなく(=ΦエΦ=)
SPお腹がすいたのか?
するとSPにゃんにゃんととんでもない道を走って行った。

その道こそ知る人ぞ知る。わたしも息子が小学校1年生の時に知った。
近道で、この階段周辺の住人、近道したい小学生及び猫が主だった利用メンバー。
この道人がやっと一人通れるくらいの坂道で、近辺で1番の大通りの1本裏道に通じでいる。

その階段をSPがとっとと逃げて行ったのならば不思議でもなんでもない。
ヤツは猫だ。気まぐれにわたしを避けたくなるモードの時だってあるだろう。

だがSP飛ぶようににゃんにゃん走りながらも立ち止まってわたしのほうを振り返る。
夜目にもその瞳は来いよ!と、促している。
だが、雪で凍りついた坂道、SPは猫だがわたしは人間だ。
おのれのようにヒラヒラとは飛んで行けないわ。

こんなところで引っくりこけたらカッコ悪いこと竹山で転んだどころでなく、誰かに見つかったら立ち直れなくなるよ。
なのでわたし慎重に慎重に、付近の住民にも気取られないよう歩を進める。

このような人知れず存在する裏道の常として、急に視界は開ける。
SP開けた住宅の駐車場でにゃあ声を出して促す。

今夜はここで食事にする。

はいはい分かりました。
だが、どの道を取って返そう。
開けた道を通れば遠回りだし、近道は危険が多い。
わたしは危険顧みず近道を選ぶ。

家からSP様のお食事の用意をしてこれまた近道は危険すぎるので遠回りして開けた道を行く。
SPあたかもその家の猫のようにテラスで寛ぐ。

SPご飯差し出した後、また来るからと言って去るも不思議な気分。
SPはここにテリトリーを変えたのか?

一夜明け、きびしい冷え込みながらも本日は晴天。
もうSPはこのへんのテリトリーから去ってしまったのか?
一抹の寂しさが胸を過る。

だが、朝日とともにSP2軒先の家の屋根の上にちゃっかり鎮座しているじゃありませんか!
SPこの辺から去ったんじゃないのか?

夕べのことはウソみたいに朝ごはんを食べるSP。

そして昨日は怯えていたが今日は妹SPを心配してやってきたプク兄ちゃん。

2匹は仲良し。

プクよ。SPうちにおいで。と言って説得しておくれ。
ともあれ、SPはテリトリーを移したわけではなさそうだ。
良かった。


昨日、処女雪、今日は氷の世界に進化した盲学校のグラウンド。

明日からの更にきびしい冷え込みにSPの身を案ずるも、なんとなくホッとして家に帰ると、、。

朝の晴天に乗じてシーツや布団カバー全て洗濯したことに気を悪くした(ちゃちこはベッドで朝寝するのが大好き)ちゃちこがカバーを剥がした布団の上で寝ていた。
目が覚めたらちゃちこにだけおいしいご飯をおよこし、アピールするんだよね。

ちゃちこ大嫌いな病院通いのおかげで最近元気。