あるいは工事ばかり続く日々
だんだんと、わたしが幸せだった日々の面影が崩壊してゆく。
ここらの地主様がたが、空家となったボロやを崩壊させ、次に新たなこじゃれた家々、もしくはアパートを建設している。
工事ばかりでうっとうしいこと計り知れず。小道は一人前の道路となり、竹やぶは一人前の家となる。
かつてこの家は緑の風が吹いていた。
この紅葉の木も柘榴の木、桃の木、枇杷の木全て切り倒され、ズンベラボーの道路になって家がぎっしり立ち並ぶようになったのだ。悲しい(m´・ω・`)m
この写真の方が電柱の向こうの笹と竹の空き地がはっきり写っている。そう、あの竹林が秘密基地。
木々が生い茂り緑の風が吹いていた。
この小道でアルバイトから帰ってきたわたしを、ボス猫ブサことカール始め末尾はSPで出迎えてくれた。
みんないた。息子もいた。
内猫さん全員集合。
嘆いても懐かしい日々は帰ってはこない。ならば、今あるものを大事にして、、。あたりがセオリーなんだろうが、、。
幸福と成功の狭間
鬱陶しい工事がエンドレスで続く、そしてエンドレスで引越しトラックがやってくる。
そうです。わたしの幸福感は喪失したものの、成功への予感もやってくる。
つまりは個人事業主であるわたしは仕事がなきゃ、収入は生まれない。音楽教室主催であるわたしに生徒がいなきゃただの無職か失業者なのだ。
あの赤い家の庭には昔の家々がそうしたように、嫌ってくらい竜舌蘭が生えていた。今時分は蛍袋はそこここに咲き、崖一面ユキノシタと小笹が生えていた。うちの初代ラッキーキャツトのシーラが3日も崖の小道に座り込んでモグラを仕留めてきた。
あー、懐かしい昔。だが!その広い庭の世話にネを上げた住人は地主に地所を返してどこぞに引越し、宅建業者に手に渡った蛍袋の庭は無残に掘り返されて崖は要塞が築かれ、小道は普通道路となった。
その魔の手は秘密基地にまで及んだ(╬゚◥益◤゚)
うちの近辺ばかりじゃない。着々と古庭、古家はブチ壊されて行ったのだ。
そうです。わたしの趣味的には嘆かわしいが、音楽教室のマーケティングリサーチ的には喜ばしいことなのです。
マーティングリサーチつまり市場調査の論理としては小難しいものがいるんだろうけど、わたし的にはうちから半径1キロくらいの地点に年中組から中学生くらいまでの幼児、児童が多く在住し、かつその家がデジタルピアノくらいは置けるスペースがあることだ。
そう、秘密基地、竜舌蘭の家の後に建設された家には大抵は、小学生以下の子供がいる。
もちろんその新しく引っ越して来たうち全部がスタジオラッキーキャットの音楽教室に入会するわけでもないが、市場としては魅力的になってきたのだ。
期待値は大きい
なので、どうも幸福感と成功は必ずしも一緒に来てくれないみたいだ。このところ、新規の申し込みはないが、一時はひと月で10人入会してくれて一息ついたのだ。
そうこう言ってるうちにLIFEBOOKがやってきた。新しいパソコンで事務処理もwebサイト制作も(仕事だよ。)グーンとパフォーマンスが向上するであろう。