猫ちぐら

朝、カーテンを開けたら鶯の番がうちのさくらんぼの花を食べていた。
なんと美しい光景だ!
ワンダフルワールドだわ。

だが!鶯さんは猫の獲物となる。
うちの初代ラッキーキャット、シーラは鶯を捕らえてきた。
土竜も、蛇も捕らえた!

哀れ、土竜や蛇たち。

夕べは黒き大猫プクが外出よりそろそろ就寝時刻となるのに帰ってこない。
帰ってこない猫をどうすべきか?
帰ってくるまで待てば良い。
のだが、そうも言ってられない。

わたしとて遊び人で浪人でもない。
夜中まで猫の帰りを待って、翌日朝寝してるわけにもいかないのだ。
なので、帰らぬ猫をお迎えに行く。

猫の名を呼んで夜の街を彷徨うわたし。
そしてミョーん声。
あの声の主はSP。
SP兄ちゃんのプクは知らないか?
帰ってこないのだ。
プクよ帰ってこないとホントにSPをうちの猫にしてお前を野良猫にしてやるからな。

SPのミョーん声に応えて深夜のSPデリバリーに勤しむ。
写真がないのはわたしがデジカメを持っていくのを忘れたから。

SP夜食を食べ終えるとこの日もわたしについて来た。
前日より進歩、少しうちの近くまで来た。

だがうちまでは怖くて来られないらしい。
そしたら、アララうちの前にはプクがいた。

そう、家の前までSP来られても家には入れないかもしれない。
そのために確かに2年前くらいSPのための猫ちぐらを購入。

とても可愛い(•’╻’• ۶)۶
だが、とうとう使わずじまい。

ちゃちこも興味を示すも、中には入らない。
猫どもはSP用なのが分かっているのだろうか?

これはイトーヨーカドーのコジマで買った。
だが、イトーヨーカドーは閉店し、イオンの隣のショッピングモールに移った。

最近は更に息子に車を譲ったのでネットで猫用品は買おうかと思ってる。↑ここです。

今年もSPうちまで来ることが出来ずに冬は終わり、それとともに猫ちぐらの季節も終わった。

次の冬こそSPを拉致してうちの猫としてやろう。
だが!プクは生まれた時からSPとは家族として仲良しだが、遠縁に過ぎないちゃちこはSPと仲良くできるだろうか?

悩みは尽きない。

SPより更に若手猫のランプ。

息子が鎌ケ谷から拾ってきたうちではただ1匹だけ完全な他猫。
ランプ、SPが内猫となったその日仲良くしておくれ。





佇む猫

朝、黒き大きな猫プクは巡回にでるべく家を出たそうそうわたしがドラメと命名したキジトラの大猫と喧嘩をした。
たぬきの如きドラメ猫はわたしに姿を見られたと、知った途端逃げ出した。

大猫の多い世の中だこと。


この猫さんとはコンビニに行く途中で遭遇。

その前にSPにはお昼ご飯を届けて、SP食べ終えた後水仙の花咲く家のお庭に入り込んでイノコズチだらけとなる。

イノコズチだらけになるもSPは猫だがわたしは人間だ。
SPよ。イノコズチとってやるよ。と。言って人に家の庭に入り込むわけにはいかないじゃないか。

元竹山、次ハゲ山、今掘り返した山。と進化を遂げたもっと以前は秘密基地と命名した他人の地所にはドードーと入り込んでいたが、ここの地主には作物を頂くことの了解はとっていた。
次、小道のある家の小道にもドードーと入り込んでいたが、ここだってこの家の人の了解は取り付けていた。

つまり、わたしだって根っからズーズーしい性格なわけじゃないんですよ。

イノコズチだらけになったその後、SPは濡れ縁に上がり込んで眠ってしまった。
SPまた来るからな、コンビニでコピーとってお茶買って銀行に行って帰ったらまたここに来るからな。

なのでまた、水仙とイノコズチの家の前にやってきた。が、いない。
どっかに行っちゃったのか、、。

だが!!にょーん声。SPじゃないか!
テラスのある家にいた。
おいでSPうちに来るんだ。

SPにょーん鳴きしながら付いてくる。
とうとうSPうちの猫となるか?!

わたし人気のないことを見澄ましてSPのイノコズチをとってやる。

このようにイノコズチのかたまりまで毛皮に付着していた。

だがSPここの地点からいっかな動こうとしない。
抱っこしようとすると抵抗する。

SPプク兄ちゃんも家にはいるから来るんだ。
みんなで暮らそう。

だが、SPは動かない。

佇むSP。銀杏色の瞳が相変わらず美しい。

仕方ない。今日は引き上げよう。

家に帰ると何かを必死に訴えかけるちゃちこ。

SPをうちの猫にしないで!と、訴えかけているような気がする。
ちゃちこ、そのような考えではいけないのだよ。SPはプクの妹なのだ。

うちに来てみんな仲間になるのだ。





猫でいっぱいの日

猫にやたらと出会う日というのがある。
今日がそうだった。
朝ちゃちこを動物病院に連れて行く。

それはいい。
隔日のこと。
そしたら、、ハクビシンがいたーー。
生きてたかハクビシン!いつぞやうちのさくらんぼが大豊作だった年。夜やってきてさくらんぼを食い尽くしていった。
しかも、腕ならぬ前足を使う。
最近はさくらんぼはカラスに食われることが多い。

なのでてっきりハクビシンはあの世へと去ったのか?と、思っていたが敵だって命は惜しいし、1匹だけということはあるまい。
うーーん、昼間に姿を現すとは、、。

撮影は不成功。猫より素早い。

点滴を終えて平和に眠るちゃちこ、病院帰りはこころなしか瑞々しい。

そして今日はポスティングへ出かける。
こんな寒い日やだよ。だが仕方あるまい。

そしたら!家出るそうそうにSPをいじめる悪い猫に遭遇。
SPをいじめるなってーー。

逃げていった。悪い奴は素早い。

ポスティングは、、楽しいんだが疲れるんだかわからないな。
早くもお腹がすいてきた。
おんや、あの猫さんは!

わたしの通うバレエ教室に出没する変わった色めの猫。
この猫さんもうちのランプ同様モデルが下手。
今度はお目目を見せておくれ、青目の猫でーす。

寒いのと疲れたのでポスティング程々でやめて帰ってきた。
今日もいつみても可愛いSP。悪い猫から守ってやらなければね。

今日は曇空。なので目を細めないからかとても可愛い(•’╻’• ۶)۶


お兄ちゃんのプクです。
大猫ながらもやっぱりきょうだい、SPに似ています。





雨がふりそうな朝

わたしは今朝、例の元ハゲ山、今尚ハゲ山だが今は掘り起こされ多分はそれと共に各種山となしたゴミは産廃となって処分された山の様子を見に行った。

このような有様となっていた。

無残にも蕗の薹、菜の花は引きちぎられた。と、見られる。
だが、わたしの予測通り、時代遅れのラジカセ、古いヨーグルトのビン、時計、腕がちぎれた仮面ライダー、酒瓶、作業用手袋、電池、梨を並べる容器その他あらゆるゴミは産廃となって工事人さんが処分をしてくれたのであろう。

今日は工事がないらしい。
(@^▽^@)今日これからの雨の予報にビビったか。

そう思い。ちゃちこの動物病院出発のしたくをしようとしたら、、。

どこからともなくミョーん声。
SPじゃないか?
昨日の態度はもうわたしは忘れたよ。
お腹を空かせているに違いない。


工事現場の近くまでやってきた。

賢く、工事がないことがわかるのかい。
だが、わたしは今日はちゃちこの通院日、更にこの時間帯は小学生の登校時間。
元ハゲ山に入り込むのを見つかったところで文句は言われないだろうが、、、。カッコ悪い。

でも、、。SP、待ってろ何とかする。
わたしSPデリバリー用の保冷バックにSPのお弁当を詰めてSP待つハゲ山の向こう側に向かう。
くノ一の如く小学生たちをやり過ごし工事のせいで傾斜がきつくなった斜面を走る。

わたしは本当に前世くノ一だったに違いない。

SP朝ごはんをすませると、姿を消していた。
わたしSP食器を回収する。

ちゃちこの動物病院から帰っきたら。
本気になって雨がふってきた。





またも受難!

金曜日に動物病院へ行く。
ちゃちこの検査結果が出る日だ。
良くなってるといいね(・∀・)イイネ!!ちゃちこでもきっと良くなってる。
最近とても元気じゃないか!

結果は良好。やはり週に3回、動物病院で点滴受けたことが良かったみたい。
また来週も動物病院に行こうね。ちゃちこ。

だが、当のちゃちこ元気になってきたお写真公開したくてもこの猫写真撮られるのが超下手。
モデル猫になれないよ!

そこに行くと、

眠るプク兄ちゃん。

そして、

これは3月2日春めいてきたハゲ山でわたしと寛ぐSP。プク、spの兄妹はいいモデル猫だ。

だが、このSPの姿もこの日が最後゚(゚´Д`゚)゚
動物病院から帰ってSPとハゲ山でお昼ご飯にしたその後!!

またもや、重機がやってきて(`・ω・´)
重機でハゲ山をギッタンギッタンに掘り返し始めたのだ!!

ううううっ(;_;)SPとの幸せな邂逅もこの日の昼が最後であった。
SPは何処に、、。

ゆゆ、、、許せん(|||゚Д゚)<㌶㌍㌶㌍㌧
わたしとSPの平穏な日々をうばったなヽ(`Д´)ノ

だがこの日、わたしは夜まで仕事が入り翌日は朝から仕事でSPの様子を見に行くことが出来たのは土曜日の昼過ぎ。
強き猫SPはわたしと違って慌てず騒がず、テラスの家の隣に茂みにおりました。
SPデリバリーするからな。

この日も元ハゲ山の掘り返しは続き、わたし工事人どもに恐ろしくも呪いを込めた眼差しで睨みつけたかというとそんなことなく。
「おっはよーございまーす♬ご苦労様でーす♪゚+.o.+゚♪゚+.o.+゚♪」
まことにこやかにご挨拶いたしまして、なんなのよ!!で、ございますがね。

愛嬌あるのはわたしの数少ない取り柄のひとつで性格なので仕方ないのです。
それに自前の地所じゃないハゲ山掘り返すな。

っていう方が無茶苦茶理不尽なイカリであることくらいよーくわかってます。
そもそもだ!
わたしの猫になろうとしないSPが1番問題だといえば問題なのではないか?

今日もわたしは新しいノコギリを手に入れるべく金物屋まで行って帰ってきた。
おんや!SPの鳴き声がするじゃないか?
待ってろSP今、ご飯を用意してデリバリーするからな。

だがSPわたしがデリバリーするも知らぬ顔。
テラスのある家のテラスで寛ぎ横を向いたまま。
SPこの家の住人にご飯供給されたな?

なんと現金な猫なんだ!
だが許すSP、工事が終わって素敵な家が建ったらグラウンド側からうちのほうで会おう。
また明日来るからね。





SP危うし!!

昨日はまだ冬だった。
明日から春になる。春になーれ早く春になってくれ!

昨日のちゃちこの動物病院、血液検査をした。結果は明日。
良くなってるといいね。ちゃちこ。
最近はとても元気で色艶もいいから良い結果がでるよ!

その動物病院の帰り道、バスを逃したので電車で帰ってきた。
電車からの帰りだと最近SPが駐屯している家の近くを通る。。

さーて、SPちゃんは元気かな。
いたいた。
テラスのある家の室外機の上にちょこんと座っていた。
声をかけるとにょーんと、返事したのでSP待ってろ今デリバリーしてやるからな。
わたし、背中に担いでいるちゃちこを家に連れて帰り、SP好むご飯をデリバリー用の保冷ボックスに用意する。

だが!!駆けつけた室外機の上には違う猫が!顔に傷のある白地に雉柄の目つきの悪い猫。
その猫相、晒してやるぜ!SPをいじめてるな。
だが、なんとわたしデジカメもipadも持ってきてなかった。

案の定SPは怯え物陰に隠れている。
SP逃げるんだ。
SPはとろい猫ではない。
わたしの声かけにしたがって悪い猫より猛スピードで逃げる。
だが、悪い猫は可愛いSPを追う。

ハゲ山まで来るんだSP。今日も工事人たちはいない。
SPとわたしは違う経路を通ってわたしたちのテリトリーハゲ山までたどり着く。

そこで、ピクニックの如くSPのお弁当を広げたが、悪い猫は追ってくる。
悪い猫ようちのSPをいじめるのは許さないからな(`・ω・´)

わたしなのとか悪猫を追い払い。無事SPはお弁当を食べ終わる。
良くない状況を悟ったらしく悪猫は退散し、わたしとSPは午後のひとときを過ごしたが、、。

だからSPうちに来い。と言っているのだ。うちにはプク兄ちゃんもいる。
これから大嵐になっても家にいれば怖くない。

夕べの嵐が去って明るい光の中のSP。

今日で3月だ。暖かくはなるが、春に嵐はまたやってくる。
明日はちゃちこの動物病院とそしてまたまたSPの様子を見にここに来よう。





工事が休止

週に3回の動物病院通いでちゃちこが元気を取り戻した。
最近はすっかり吐いたりしなくなった。

顔ももとのかわいいちゃちこに戻りつつある。
だが相変わらず病院には行きたくない。と、文句をいう。
我慢だちゃちこ。

そして、動物病院から帰ると恒例のSPデリバリー。
今朝は例のテラスあるうちにいたが、昼時はどうかな?

そうしたら(゚Д゚)ノ工事人たちが消えた。
きょうの工事は打ち切りなのかしら?

ハゲ山に登ってSPを呼ぼう。
どこからともなくミョーん声。SP、待ってろ今デリバリーするからな。

すると、近所の人がSPの所在は?との質問。
ハゲ山向こうにいます!

そしたら!
ははははは(@^▽^@)やったね(((o(*゚▽゚*)o)))
工事が今日で一旦打ち切りだと、、。

それはまぁ、どういった風の吹き回しで?!
まさか工事に飽きたからしばらく休むってことじゃあないよね。

わたしには詳しいことはよくわからないのだけれど(うちは隣接していないので工事の進捗状況の説明はない。)集めた情報によると、下水のことを市に申請するのに6月ころまでかかるそうだ。
はぁあーー、ダルイ奴等ですねー。

それじゃあ、道路工事に工事人は当面やっては来ず、下水の何とやらがケリ着く頃にはハゲ山は現状復帰遂げてるぜ。
今でさえ、蕗の薹が一面生え揃っておかげさまでわたしの夕食の天ぷらの原料となった。

次は菜の花が咲いて一面、蕗が出揃う。
そして、雨後の筍、って知ってるか?もちろん知ってるよね。
元々、ハゲ山は竹山だったんだからな。
5月の初めには筍の山となっているであろう。

それにだ。筍の命は短い。ってのも知ってるだろうな。
筍はあっーーーっ、\(◎o◎)/!つー間に一人前の竹となる。
七夕用の笹も生えてくるであろう。

下水の工事なんたら言う頃には、ヨウシュヤマゴボウが花ざかりならぬゴボー盛りになっているに違いなく、ただこれは注意!!食えない。
スーパーや漬物屋で売っている山ごぼうの醤油漬けとは別物。

あのハゲ山とて食えるものばかりとは限らないのだ。

では今年もわたしの教室は本物の笹で七夕飾りが作れるであろう。

なんとなく今日はいい日だ。
今日明日でいよいよ冬も終わる。
SPよ。元のテリトリーに帰るのだ。


お兄さんのプク。お前もSPがうちに来るように説得しておくれ。


道行くSP。
今日もSPは元気だ。





猫の日

夜中に大猫プクにわたしは乗られた。
乗ってどうするかというとこの猫は前脚後脚、つまり脚を4本とも全部使ってモミモミ攻撃をする。
モミモミ攻撃をしながら人の服、ベッドの上ではベッドカバーを口に咥えて、フニャァフニャァと唸る。

猫は何かを咥えたまま唸れるらしい。

草木も眠る丑三つ時、わたしはうちではもっとも大きな猫プクに乗られてモミモミ攻撃を受け苦しんだ。

モデルになるのはヘタなプク。
何か不満があるのだろうか?

夜は明けて、眩しい光が差し込むはずの窓が妙に暗い。
雨が降ってるのかよ、、。
いーや、雨ですめばまだ良かった。
雪になってきた。

プクよ。及び他の猫たちよ。さんざんな猫の日になったな。
猫の日の今日。夜のモミモミ攻撃では飽き足らぬプク。
わたしにシーバをよこせと欲求する。

アラアラ、シーバ買うの忘れてるわ。
我慢しろ。ねこ元気でいいだろうが!

だが、プクしぶとくナゴナゴ啼いてシーバを欲求。
贅沢言うな。昨日買うの忘れたんだ。

はっ!だが今日は猫の日。シーバくらい買ってやろう。
わたしやっと雪がやんだ頃ドラッグストアに向かう。

プクばかりでなく、うちの猫は全員シーバが好きだ。
次から楽天で纏めて買おう。

雪はやみ、買い物に出たついでにSPの様子も見に行こう。
SPこの寒さで震えてるんじゃないだろうな?

だが、いつもの小道にはSPはいない。
階段の家にもいない。

そしてなんとハゲ山の向こうの家の軒下からミョーん声が、、。
SPそこにいたのか!


プクと違ってSPはいいモデルだ。
プク兄ちゃんは家にいるよ。SPもうちに来るんだ。

今日は昨日より近場にSPデリバリー。

SPの好きなご飯はフィリックスやわらかグリルとミルク。

雨上がりというか雪上がり?!(というのか?)のハゲ山でひとしきりSPと遊ぶ。
だがだが、こんな日でも工事はやっている。ご苦労様なことだ。
早くケリつけてね。

寒くて雨も霙も雪も降った散々な猫の日。
早く春になーれ。
だけれども、元竹山、今ハゲ山ゴミの山にも春は近づいている。

一面の蕗の薹。
もうしばらくすれば蕗がハゲ山のゴミを隠してくれるであろう。その次は菜の花が咲くに違いない。
どうせ、そうは素早く開発はしないさ。

開発の手が及んでくるまでここでSPと春を楽しもう。
ハゲ山が開発されて、宅地になってしまったらそのときはうちの猫になるのだよ。SP。





猫病院とデリバリーの日々

ちゃちこの動物病院通いは週に3日することにした。
やはり病院で点滴を受けると元気になる。

心なしか茶色の色目が濃くなる。
薬も毎日飲んで夜はわたしの腕枕で寝る(-_-)゜zzz…

猫キャリーを担いでの動物病院通いに一時はへばったわたしだが、このところ慣れた。
朝9時13分の根岸行か9時15分の市電保存館行のバスに乗る。

夜になって眠くなってきたちゃちこ。

朝もベッドで寝ているが引き剥がされて病院に向かう。
当然文句を言う。
わたしはにゃにゃーっ、と文句を垂れる猫を担いでバス停に向かう。
このところ春霞で富士山がくっきり見えなくなった。寒いけれどもう春がやってくる。

電車で帰ることもあるのだけれど、駅からの帰り道はSPの新しいテリトリーを通る。
だが、朝方はSPはいない。

なんとなく心配だが、その場面では早くちゃちこをうちに帰してやりたい。
SPはピンピンしているが、ちゃちこは病猫なのだ。

だが、SP午後になればしっかり新しいアジトにいる。
わたしが声をかければちゃんとミョーん声で答える。

この小道の奥の家の軒下と物干しによく潜んでいる。

この小道の奥家のそのまた奥は、例のミッション系盲学校のグラウンド、土日はSP及び猫族の敵、子供たちがサッカーに興じている。
その子供たちは盲学校の生徒ではない。
このグラウンドは近所の子供たちには使わせてくれる。
うちの息子も毎日のようにここで自転車の練習や野球や陸上の練習をして遊んでいた。

つまりSPの新しいテリトリーはグラウンドをカナメにうちの周辺と繋がっている。

わたし今日は工事音がしないので、工事が終わったのかいな!
SP帰ってこいよ(*´∀`*)
だが、重機を使ってないだけでシっかと工事は行われていた。

ちゃちこと家に帰りしそののちの午後、わたしはSPの新たなテリトリーへと向かった。
SPは茂みが好きだ。
だが、SPは猫だがわたしは人間だ。

この茂みに潜り込むには髪もジャケットもタイツもしくはジーンズも枯れ草と枯れ木だらけになってしまう。

この茂みの持ち主には了解を取ったものの、誰にも見つかりませんように(祈り)
見られたらカッコ悪くて立ち直れなくなるわ。

SPは茂みで毛づくろいをする。

わたしがSPデリバリー用の保冷バックを持ってSP食器を回収に行ったら、案の定SPはこの小道にも茂みにもいなかった。
だが!
いつぞやの夜、秘密の路地裏探検した日いた階段の上の家の庭にSP発見。
SPここの家も定宿にしたのかいな?!

やるなSPでも、工事が終わり次第うちの近所に帰ってくるのだよ。
うちの近辺の住人さんたちもさびしがっているのだ。
SPよかえってくるのだ!





SPデリバリー

このところちゃちこは週に3回のペースで動物病院に通っている。
小康状態というのか、病院に通いさえすれば元気にしている。

一時はわたしのほうがインフルエンザになるほど疲れたがインフルエンザから生還した後は慣れた。
ちゃちこ病院には連れて行くから元気にしてておくれ。

だが、ちゃちこはいい。うちにいつも居るんだし、病院に通ってるってことは異変があればすぐに治療受けられることでもある。

やはり問題はSPだ。

この頃を最後にSPはテリトリーを若干移したらしい。
このハゲ山のおとなりさんでSPの大嫌いな工事が行われているためと推測される。

1番の大きな問題は工事があるとわたしがハゲ山まで到達出来ないことにもある。裏道もそうそうは使うわけにもいかない。
さてさてどうしたことか、、。

だが、SP例のテラスのあるおうちに周辺にいることはいる。
SPの名を呼ぶとにょーん声で返事をしてくれる。

どうもテラスのうちもいつもいつもSPに給餌してくれるわけでもないらしい。
そりゃそうだろう。隠居老人というほどの年でもないのにわたしくらい日がな一日ヒッキーしている人のほうが珍しい。

SPハゲ山でもうちから列ないる家々でもない少し外れた道の辺で鳴かれてもわたしは困る。
世の中SPの敵となる人々とていないわけじゃない。
小道とはいえ往来でドードーと給餌すれば、そういうことは反則だぜねーちゃんとドラ猫!

と、ドーカツされるのだって夢じゃない゚(゚´Д`゚)゚
なのでわたし、夏場に冷食を移送する際に使う保冷バックにSPのご飯とミルクを詰めてデリバリーすることを思いつく。
そして、給餌場所は知り合いの家の茂みの中に潜り込む。

わたしは前世くノ一だったのかと思う。
SPデリバリーの開始じゃ。
あのSPの大嫌いな工事が終わり次第、うちの近辺に帰ってきておくれ。

そのような日々を送っていた今日。
その茂みの持ち主に遭遇。

「うちの植木を伐採しようかと思って、、。」
なぬーーーー!SPよどうする。

なのでわたし告白。
「あの猫はわたしの猫の妹猫。うちに来てくれないけれど、ご飯は食べさせたいんです。でも最近ここに居着いたらしくて、、。」

おんや、そしたらその家のオーナーさん、お庭にSPが遊びに来るんで面倒見始めたところだと、、。
\(◎o◎)/!
(*´∀`*)

やったなSPだが、工事が終わったら絶対うちの周辺に帰ってきておくれ。
それまではにょーん鳴きが聞こえしだい保冷バックでSPデリバリー続けるからね。