工事が休止

週に3回の動物病院通いでちゃちこが元気を取り戻した。
最近はすっかり吐いたりしなくなった。

顔ももとのかわいいちゃちこに戻りつつある。
だが相変わらず病院には行きたくない。と、文句をいう。
我慢だちゃちこ。

そして、動物病院から帰ると恒例のSPデリバリー。
今朝は例のテラスあるうちにいたが、昼時はどうかな?

そうしたら(゚Д゚)ノ工事人たちが消えた。
きょうの工事は打ち切りなのかしら?

ハゲ山に登ってSPを呼ぼう。
どこからともなくミョーん声。SP、待ってろ今デリバリーするからな。

すると、近所の人がSPの所在は?との質問。
ハゲ山向こうにいます!

そしたら!
ははははは(@^▽^@)やったね(((o(*゚▽゚*)o)))
工事が今日で一旦打ち切りだと、、。

それはまぁ、どういった風の吹き回しで?!
まさか工事に飽きたからしばらく休むってことじゃあないよね。

わたしには詳しいことはよくわからないのだけれど(うちは隣接していないので工事の進捗状況の説明はない。)集めた情報によると、下水のことを市に申請するのに6月ころまでかかるそうだ。
はぁあーー、ダルイ奴等ですねー。

それじゃあ、道路工事に工事人は当面やっては来ず、下水の何とやらがケリ着く頃にはハゲ山は現状復帰遂げてるぜ。
今でさえ、蕗の薹が一面生え揃っておかげさまでわたしの夕食の天ぷらの原料となった。

次は菜の花が咲いて一面、蕗が出揃う。
そして、雨後の筍、って知ってるか?もちろん知ってるよね。
元々、ハゲ山は竹山だったんだからな。
5月の初めには筍の山となっているであろう。

それにだ。筍の命は短い。ってのも知ってるだろうな。
筍はあっーーーっ、\(◎o◎)/!つー間に一人前の竹となる。
七夕用の笹も生えてくるであろう。

下水の工事なんたら言う頃には、ヨウシュヤマゴボウが花ざかりならぬゴボー盛りになっているに違いなく、ただこれは注意!!食えない。
スーパーや漬物屋で売っている山ごぼうの醤油漬けとは別物。

あのハゲ山とて食えるものばかりとは限らないのだ。

では今年もわたしの教室は本物の笹で七夕飾りが作れるであろう。

なんとなく今日はいい日だ。
今日明日でいよいよ冬も終わる。
SPよ。元のテリトリーに帰るのだ。


お兄さんのプク。お前もSPがうちに来るように説得しておくれ。


道行くSP。
今日もSPは元気だ。





猫の日

夜中に大猫プクにわたしは乗られた。
乗ってどうするかというとこの猫は前脚後脚、つまり脚を4本とも全部使ってモミモミ攻撃をする。
モミモミ攻撃をしながら人の服、ベッドの上ではベッドカバーを口に咥えて、フニャァフニャァと唸る。

猫は何かを咥えたまま唸れるらしい。

草木も眠る丑三つ時、わたしはうちではもっとも大きな猫プクに乗られてモミモミ攻撃を受け苦しんだ。

モデルになるのはヘタなプク。
何か不満があるのだろうか?

夜は明けて、眩しい光が差し込むはずの窓が妙に暗い。
雨が降ってるのかよ、、。
いーや、雨ですめばまだ良かった。
雪になってきた。

プクよ。及び他の猫たちよ。さんざんな猫の日になったな。
猫の日の今日。夜のモミモミ攻撃では飽き足らぬプク。
わたしにシーバをよこせと欲求する。

アラアラ、シーバ買うの忘れてるわ。
我慢しろ。ねこ元気でいいだろうが!

だが、プクしぶとくナゴナゴ啼いてシーバを欲求。
贅沢言うな。昨日買うの忘れたんだ。

はっ!だが今日は猫の日。シーバくらい買ってやろう。
わたしやっと雪がやんだ頃ドラッグストアに向かう。

プクばかりでなく、うちの猫は全員シーバが好きだ。
次から楽天で纏めて買おう。

雪はやみ、買い物に出たついでにSPの様子も見に行こう。
SPこの寒さで震えてるんじゃないだろうな?

だが、いつもの小道にはSPはいない。
階段の家にもいない。

そしてなんとハゲ山の向こうの家の軒下からミョーん声が、、。
SPそこにいたのか!


プクと違ってSPはいいモデルだ。
プク兄ちゃんは家にいるよ。SPもうちに来るんだ。

今日は昨日より近場にSPデリバリー。

SPの好きなご飯はフィリックスやわらかグリルとミルク。

雨上がりというか雪上がり?!(というのか?)のハゲ山でひとしきりSPと遊ぶ。
だがだが、こんな日でも工事はやっている。ご苦労様なことだ。
早くケリつけてね。

寒くて雨も霙も雪も降った散々な猫の日。
早く春になーれ。
だけれども、元竹山、今ハゲ山ゴミの山にも春は近づいている。

一面の蕗の薹。
もうしばらくすれば蕗がハゲ山のゴミを隠してくれるであろう。その次は菜の花が咲くに違いない。
どうせ、そうは素早く開発はしないさ。

開発の手が及んでくるまでここでSPと春を楽しもう。
ハゲ山が開発されて、宅地になってしまったらそのときはうちの猫になるのだよ。SP。





猫病院とデリバリーの日々

ちゃちこの動物病院通いは週に3日することにした。
やはり病院で点滴を受けると元気になる。

心なしか茶色の色目が濃くなる。
薬も毎日飲んで夜はわたしの腕枕で寝る(-_-)゜zzz…

猫キャリーを担いでの動物病院通いに一時はへばったわたしだが、このところ慣れた。
朝9時13分の根岸行か9時15分の市電保存館行のバスに乗る。

夜になって眠くなってきたちゃちこ。

朝もベッドで寝ているが引き剥がされて病院に向かう。
当然文句を言う。
わたしはにゃにゃーっ、と文句を垂れる猫を担いでバス停に向かう。
このところ春霞で富士山がくっきり見えなくなった。寒いけれどもう春がやってくる。

電車で帰ることもあるのだけれど、駅からの帰り道はSPの新しいテリトリーを通る。
だが、朝方はSPはいない。

なんとなく心配だが、その場面では早くちゃちこをうちに帰してやりたい。
SPはピンピンしているが、ちゃちこは病猫なのだ。

だが、SP午後になればしっかり新しいアジトにいる。
わたしが声をかければちゃんとミョーん声で答える。

この小道の奥の家の軒下と物干しによく潜んでいる。

この小道の奥家のそのまた奥は、例のミッション系盲学校のグラウンド、土日はSP及び猫族の敵、子供たちがサッカーに興じている。
その子供たちは盲学校の生徒ではない。
このグラウンドは近所の子供たちには使わせてくれる。
うちの息子も毎日のようにここで自転車の練習や野球や陸上の練習をして遊んでいた。

つまりSPの新しいテリトリーはグラウンドをカナメにうちの周辺と繋がっている。

わたし今日は工事音がしないので、工事が終わったのかいな!
SP帰ってこいよ(*´∀`*)
だが、重機を使ってないだけでシっかと工事は行われていた。

ちゃちこと家に帰りしそののちの午後、わたしはSPの新たなテリトリーへと向かった。
SPは茂みが好きだ。
だが、SPは猫だがわたしは人間だ。

この茂みに潜り込むには髪もジャケットもタイツもしくはジーンズも枯れ草と枯れ木だらけになってしまう。

この茂みの持ち主には了解を取ったものの、誰にも見つかりませんように(祈り)
見られたらカッコ悪くて立ち直れなくなるわ。

SPは茂みで毛づくろいをする。

わたしがSPデリバリー用の保冷バックを持ってSP食器を回収に行ったら、案の定SPはこの小道にも茂みにもいなかった。
だが!
いつぞやの夜、秘密の路地裏探検した日いた階段の上の家の庭にSP発見。
SPここの家も定宿にしたのかいな?!

やるなSPでも、工事が終わり次第うちの近所に帰ってくるのだよ。
うちの近辺の住人さんたちもさびしがっているのだ。
SPよかえってくるのだ!





SPデリバリー

このところちゃちこは週に3回のペースで動物病院に通っている。
小康状態というのか、病院に通いさえすれば元気にしている。

一時はわたしのほうがインフルエンザになるほど疲れたがインフルエンザから生還した後は慣れた。
ちゃちこ病院には連れて行くから元気にしてておくれ。

だが、ちゃちこはいい。うちにいつも居るんだし、病院に通ってるってことは異変があればすぐに治療受けられることでもある。

やはり問題はSPだ。

この頃を最後にSPはテリトリーを若干移したらしい。
このハゲ山のおとなりさんでSPの大嫌いな工事が行われているためと推測される。

1番の大きな問題は工事があるとわたしがハゲ山まで到達出来ないことにもある。裏道もそうそうは使うわけにもいかない。
さてさてどうしたことか、、。

だが、SP例のテラスのあるおうちに周辺にいることはいる。
SPの名を呼ぶとにょーん声で返事をしてくれる。

どうもテラスのうちもいつもいつもSPに給餌してくれるわけでもないらしい。
そりゃそうだろう。隠居老人というほどの年でもないのにわたしくらい日がな一日ヒッキーしている人のほうが珍しい。

SPハゲ山でもうちから列ないる家々でもない少し外れた道の辺で鳴かれてもわたしは困る。
世の中SPの敵となる人々とていないわけじゃない。
小道とはいえ往来でドードーと給餌すれば、そういうことは反則だぜねーちゃんとドラ猫!

と、ドーカツされるのだって夢じゃない゚(゚´Д`゚)゚
なのでわたし、夏場に冷食を移送する際に使う保冷バックにSPのご飯とミルクを詰めてデリバリーすることを思いつく。
そして、給餌場所は知り合いの家の茂みの中に潜り込む。

わたしは前世くノ一だったのかと思う。
SPデリバリーの開始じゃ。
あのSPの大嫌いな工事が終わり次第、うちの近辺に帰ってきておくれ。

そのような日々を送っていた今日。
その茂みの持ち主に遭遇。

「うちの植木を伐採しようかと思って、、。」
なぬーーーー!SPよどうする。

なのでわたし告白。
「あの猫はわたしの猫の妹猫。うちに来てくれないけれど、ご飯は食べさせたいんです。でも最近ここに居着いたらしくて、、。」

おんや、そしたらその家のオーナーさん、お庭にSPが遊びに来るんで面倒見始めたところだと、、。
\(◎o◎)/!
(*´∀`*)

やったなSPだが、工事が終わったら絶対うちの周辺に帰ってきておくれ。
それまではにょーん鳴きが聞こえしだい保冷バックでSPデリバリー続けるからね。





2月は祟る

2月になったとたんわたしは高熱に苦しみ、高熱の原因はインフルエンザB型で、ドクターストップがかかり仕事は休んだ。

だが、高熱に苦しもうと生業のピアノ教室は生徒さんたちに感染すわけにはいかないので休業しようと、休むわけにはいかないのは猫さんたちのお世話。
猫には感染るまいが他の人々に感染すわけにはいかないので1回ちゃちこの動物病院はお休みしたが、うちのお猫の世話はうちにいてできるにしてもSPのところにも熱を押してでも出かけて行った。

SPいつでのわたしはお前の見方だよ。

ハゲ山となった元竹山にも蕗の薹が生えてきた。もう春だ。
インフルエンザに負けるなわたし。

枯れ草の中にいくらかしょぼくれているが蕗の薹が芽をだした。

もっと沢山出てきたら摘んで佃煮にでもしようか、、。

SPも寒さに負けずに、この冬を越しそうだ。

頑張れSP。そして来年の冬こそうちの猫になるのだ。

そしてわたしを襲ったインフルエンザB型もなりを潜め、とうとう平熱になった。(@^▽^@)ヤでもてっぽーでも持って来いって。

そうしたら、本当に矢や鉄砲ダマが飛んできた。
その1弾。

SP集うハゲ山の隣でまた工事が始まった。
オタクたちがそこで工事してると、SPの昼寝場所にわたしはたどり着くことが出来ないのだ。

だが、わたしとてナミの女ではない。裏手から(こっそり)SPに近づいた。ははは。

次、インフルエンザ休業中の分を取り戻そうと朝から昼過ぎまでレッスンした。そのあと、フライパンの焦げ付きがひどくなったのでフライパンを買いに隣の駅まで行った。
休みの傷跡は未だ残る。

どうも、フライパンなんか買いにはるばる隣町まで行ったのが間違いだった。

わたしは新たなフライパンは手に入れたものの、インフルエンザの後遺症と午前の張り切りで疲れ果てブタのように眠ってしまった。

今日はまだSPのところに行ってない!
夕食を食べて、ではSPは?!
と、思ったものの咳が止まらなくなって、胃まで痛くなってきた。

まさかインフルエンザと見せかけて本当はもっと悪い病気なんじゃ?!
とうとうSPとは会えなかかった。SP泣いてるんじゃないだろうな?!

思い直し、翌日の今日も工事。
だが負けるものか?!SPは何処に?!

禿山から少し離れたお庭の広い家にてSPの鳴き声がする。
SP今行く。待ってるんだ。

わたしSP好むご飯を携えて再度、そこの家周辺に向かう。
SP盛大にミョーん鳴きはするものの、わたしの方には来ない。
どうしたんだ?SP。

すると、お庭の広い家の掃き出し口が開き、SPのもとにSPご飯が、、。
エエエエ、、SP(裏切り者が、、、)
だが許す、SP。

また明日来るからなSP。
そしてSPの嫌いな工事が終わり次第ハゲ山の周辺に戻ってくるのだよ。