麻疹で休講

息子大学生になってから世の中に不穏な動きが出た。
大学で麻疹が流行った。

今どき麻疹が流行するのかいな?それも大学で、、どこの大学よ。
って、息子通う大学本当か?

本当でテレビでも新聞でも騒いでいる。
休講になった。ほー、大学でも学級閉鎖ってあるんだ。

マスコミには、せっかく勉強してきたのに休講になって残念です。という、勉学熱心な学生の声が寄せられていたが、自慢じゃないが我が息子、休講
になったとて残念がるような勉学熱心な学生な筈ない。

だがわたし少しは心配になってもう古びてきた母子健康手帳引っ張り出して、ページを括る。
大丈夫よ。はしかの予防接種はしている。
これで麻疹にかかったら詐欺じゃない。
うちは大丈夫。

と、麻疹の流行を甘く見ていたわたし。





大学休講ながら、息子所用で外出だが、妙に早く帰ってきた。
だるいから病院に行く、そして不気味に顔にブツブツデキものが吹き出てきた。

悪い病気になったんじゃあ?いや、この症状は風疹に違いない。
近所に夕刻に診察する医院があるので行くことにした。

「麻疹じゃないと思うけど、早稲田の学生だって言うのよ。それに麻疹の予防接種は1歳か2歳でしてる。って言うんだよ。」

息子診察を受けに出かける。
帰ってきたところ、やっぱり大学で流行している新種の麻疹だと(><)

そんなー、麻疹の予防接種受けたんだよ。変じゃないか?

15年以上経過してるからもう抗体が切れているそうだ。
予防接種って、そんなものなのか?

だが、この新種の麻疹、伝染力はあってもそれほど強力ではなくてほどなく完治。

新聞に近頃は子供を甘やかすから大学が幼稚園みたいになって、麻疹で休講する。
とか、ありましたが、それとこれは関係ないでしょうが。

だが、近頃は大学でも学級閉鎖がある。

ちなみにわたしは麻疹の予防接種受けていません。
本物にかかりました。

ついでにわたしがかかった病気の中では5歳の時に罹った麻疹が最も重い病気。
いつぞや、健康診断で今まで罹った重い病気を述べよ。
と、言われて5歳で麻疹になりました。

と、胸を張って答えたら病歴ナシに丸つけられました。

その本物の麻疹より大学で流行した麻疹は軽い麻疹ならしく顔面に出来たブツブツも跡形なく消え、大学はいつもの平穏をすぐさま取り戻した。らしい。
もう大学はわたし全然関わらなかったからよくわからないよ。

大学にも父母会があれば楽しいのにo(^o^)o





大学生の運動会

大学生になっても息子は野球を続けた。
神宮は遠かったけれど、これだって東京六大学リーグじゃないか(*´∀`*)

ただ、高校生の頃とは比べ物にならないくらい練習はラク、楽なのはわたしじゃない!
とも言えるけれど、洗濯がラク、お弁当つくりがない。

部員の世話は女子大生がするので親はしない。

そんなある日、息子運動会に出る。
とのこと、そうか!大学でも運動会はあるのか?

見に行くからねヽ(*´∀`)ノ高田馬場でやるのか?東伏見か所沢か?
だが、息子拒否。
理由、だって清里でやる。

清里ってあの清里?山梨県の清里か?
なんでそんなところまで行って運動会やるのよ?
グラウンドなら東伏見にも所沢にもいくらでもあるじゃない。
体育会が貸してくれないならば新宿区の区営グラウンドでも借りりゃいいじゃない。

単なる運動会ではなくて、山登りをして夜はキャンプファイヤーを囲み翌日運動会をして、、。
それで、参加費はいくらいくら、ついてでに理工学部の運動会なんだと。

そして理工学部じゃなくても(息子は政治経済学部)参加出来る。

幼少の砌より運動会が大好きだった息子、運動会ときいて逃す筈はない。
清里で運動会か!いいな。青春してる。

だが、わたし生まれて初めて息子の運動会見物を逃す。
そして清里までの旅費と参加費を渡す。
大学生になって急にいろんなかかりは大きくなった。そりゃ、もう息子は大学生、アルバイトだってしているのだし実入りがないわけじゃない。




だが、大学生になってからは高校生の頃なかった係り多し。
その一つは服飾費、息子はお洒落だ。

だが、高校球児だった頃は髪は五分刈り、制服で通学、遠征の移動で私服着る機会はあまりなかった。
アルバイトで関心に洋服代は賄っていたが、運動会の参加費までは手がまわらない。

なんだか急に世界が異質に見えてきた。この頃。
それもそのはずでこのとき、息子は19歳。

あと数ヶ月で20歳。
20歳になれば、わたしにとってはいつまでも子供でも社会からは大人扱いされる。

大学生になってくれたのは嬉しいけれど、あの頃に戻りたい。
運動会を見に行けて、ママ友と野球の面倒を見ていた頃に戻りたい(´;ω;`)