夜中に大猫プクにわたしは乗られた。
乗ってどうするかというとこの猫は前脚後脚、つまり脚を4本とも全部使ってモミモミ攻撃をする。
モミモミ攻撃をしながら人の服、ベッドの上ではベッドカバーを口に咥えて、フニャァフニャァと唸る。
猫は何かを咥えたまま唸れるらしい。
草木も眠る丑三つ時、わたしはうちではもっとも大きな猫プクに乗られてモミモミ攻撃を受け苦しんだ。
モデルになるのはヘタなプク。
何か不満があるのだろうか?
夜は明けて、眩しい光が差し込むはずの窓が妙に暗い。
雨が降ってるのかよ、、。
いーや、雨ですめばまだ良かった。
雪になってきた。
プクよ。及び他の猫たちよ。さんざんな猫の日になったな。
猫の日の今日。夜のモミモミ攻撃では飽き足らぬプク。
わたしにシーバをよこせと欲求する。
アラアラ、シーバ買うの忘れてるわ。
我慢しろ。ねこ元気でいいだろうが!
だが、プクしぶとくナゴナゴ啼いてシーバを欲求。
贅沢言うな。昨日買うの忘れたんだ。
はっ!だが今日は猫の日。シーバくらい買ってやろう。
わたしやっと雪がやんだ頃ドラッグストアに向かう。
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プクばかりでなく、うちの猫は全員シーバが好きだ。
次から楽天で纏めて買おう。
雪はやみ、買い物に出たついでにSPの様子も見に行こう。
SPこの寒さで震えてるんじゃないだろうな?
だが、いつもの小道にはSPはいない。
階段の家にもいない。
そしてなんとハゲ山の向こうの家の軒下からミョーん声が、、。
SPそこにいたのか!
プクと違ってSPはいいモデルだ。
プク兄ちゃんは家にいるよ。SPもうちに来るんだ。
今日は昨日より近場にSPデリバリー。
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SPの好きなご飯はフィリックスやわらかグリルとミルク。
雨上がりというか雪上がり?!(というのか?)のハゲ山でひとしきりSPと遊ぶ。
だがだが、こんな日でも工事はやっている。ご苦労様なことだ。
早くケリつけてね。
寒くて雨も霙も雪も降った散々な猫の日。
早く春になーれ。
だけれども、元竹山、今ハゲ山ゴミの山にも春は近づいている。
一面の蕗の薹。
もうしばらくすれば蕗がハゲ山のゴミを隠してくれるであろう。その次は菜の花が咲くに違いない。
どうせ、そうは素早く開発はしないさ。
開発の手が及んでくるまでここでSPと春を楽しもう。
ハゲ山が開発されて、宅地になってしまったらそのときはうちの猫になるのだよ。SP。