ランプの歯の治療日決定
人間の普通の子供の歯の治療如きならばそうは大事でもなく、今時むやみと歯が頑丈で(というか唾液の成分バランスが良好なのか?)虫歯にならない子供でも、定期的に検査や歯科衛生士の指導は受けるであろう。
つまり、人族にとっては歯医者に行くのは別段大事とは言えない。
だが、猫にとってはそうじゃない。まず、人間族のように修復個所を削ってまたは歯の根っこの奥に針金用のものを突っ込んで、化膿部分を治療して、詰め物被せモノして、抜けてしまったら、はたまたブリッジか有床義歯かインプラントか?
なんぞという、様々な工程を経る治療じゃなく、猫のダメになった歯は抜く。かつ、歯石はこそげ取る。差し歯、ブリッジ、入れ歯、インプラントなんぞというややこしいものは無し。
ならば簡単じゃないか?と、思うも、人間ならば人間工学的に快適とされる歯科用治療椅子に半ば寝かされて「チクっと痛みますよ!」て、声掛けされる歯科麻酔で、1時間もすれば普通は治療は終わり。麻酔が切れるまでは口の中嚙まないように注意しましょう。
で、済むが(そのあとも延々治療は続くがね。)お猫様の場合は猫がおとなしく口開けて歯科麻酔の注射されて抜歯するまで口開けててくれるはずもないので、全身麻酔で歯を抜く。
なので前日の夜から断食させる。朝から水も飲ませない。
なので、ランの運命やいかに❣
ランプの抜歯日は2月5日に決定。
うーん、なんだか不安ぢゃ。この間も障害児の歯の治療で全身麻酔治療がうまくいかずに亡くなってしまったケースがあったじゃないか?
うちには歯を抜いた猫は数多いる。ヒス猫シーラなんざはだんだん歯が要治療になり、虹の橋を渡るころには総入れ歯ならぬ総歯抜け猫となっていた。
もっともシーラ姐さん、牙はおろか奥歯、細かい猫の歯まで無くしていても食い意地ははっていて猫ご飯を盛大に食べていたもの、歯を抜いても普通のキャットフードは食べられることはわかる。
もう鼠や雀を襲うことは出来ないかもしれないが、ランの場合それをしなくても食べていける。
ヒス猫シーラです(=^・^=)まだ、スマホはおろかデジカメもなかった時代なので美しい瞳の白猫シーラの写真は残念ながら少ない。
とはいえ、不安
その不安に輪をかけて2月5日南関東大雪、吹雪の予報あんまりじゃないか?なにか悪い予感にさいなまれるし、だいたいこんな日に他猫も犬もいる動物病院に留まるということは、さぞやランは心細く辛いであろう。
ラン出来るだけ早く迎えにいくからな!
わたしも1度、ランの血液検査をして、Goサインが出たので動物病院の手術?!の同意書にサインをし夕刻18時30分頃に迎えに来る。ことを確認。
まだ雪は降っていない。
獣医先生はもしや大雪になって帰り路が危険そうだったら、一晩お泊りでオッケー☆⌒d(´∀`)ノですよ。その時はお電話してくださいね(o^―^o)ニコ
うーん、あのようにのどかなノリということは、ランの抜歯もたいした問題ではないのであろう。同意書は形式的なものだ。
だがだ。動物病院にとっては日常的なことでもうち的には大変な非日常。
会社のシフトを5日は休みにしてもらってお父さん(ランは大変なお父さん猫)にも付き添ってもらった。抜歯後、具合が悪くなる猫とているので2,3日様子をみて気分が悪そうだったら診察受ける。
元気でも1週間後に再度診察。
さあ、ラン我慢ぢゃ。
ランお泊りとなる
ランを動物病院に連れて行ったのはお昼前、ここまでは雪も雨もふっていない。だが、天気予報はあたり、午後から雪が降り始めた。
お昼過ぎ、ランの歯はもう抜いただろうか?ランに何か異変が起きるのでは?異変があれば連絡があるはず、家電もスマホもリンともならぬ。
ラン無事に抜歯は終わったか?迎えに行くからな。
お迎えはお父さんが行くことに(わたしは仕事がある。)なったものの、雪はますます降り続き積り吹雪のていを示している。
もう、南関東沿岸部こんなに雪が降るなんて何年に1回しかないのに!なんでこんな日に。
午後4時過ぎにとうとうお父さんが動き出す。ランのお迎え早いが行ってくる。
だが、またまた不安雪道で転んで一人と1匹で怪我でもしたら?やはり、今夜は動物病院にランはお泊りした方がよくないか?
あら、そしたら意外と早くお父さん帰館。ランは?!
どうにも完全に麻酔から覚めるのはやはり6時半になる。とのこと、今は点滴にまだ繋がれているのでこの際お泊りを推奨する。ので、お迎えは明日に持ち越し。
はぁ~、ラン頑張るのだ。怖くて心細いかもしれないが、明日の朝には必ず迎えに行く。
動物病院での入院やお泊り、全く平気な猫もいるんだがね、、。ランには厳しいと思う。
動物病院お泊りへっちゃら猫のチャコ。病院の人気者だったそうだ。
不安な大雪の夜を過ごし、翌朝、さて交通機関は大丈夫か?根岸線、横浜市営バス21系統、双方問題なく動いてる。
さあ、ラン動物病院の診察開始の9時半には迎えにいくからな。
猫帰る
翌朝、道の凍結を心配してタクシーで帰ることにしたものの、駅前にはタクシーの姿がない。アラ、どういうこと、まぁよいわ。取り合えず駅に行く道は何とか通ることが出来た。
動物病院に到着、するとランちゃんやはりご飯をほとんど食べなかった。とのこと、大丈夫かラン!
わたし処置料その他お支払いして、具合が悪そうだったら2,3日後、元気なら1週間後来院する約束取り付けて、バスが目の前に来たのでのキャリーバッグ抱えて飛び乗り、鳴くランをなだめつつ、家に到着。
ラン家に帰ったら鳴きながら家じゅうを走り回る。
夕刻ごろには落ち着いて、相変わらずベッドに潜り込み、夜はベッドの上で寝て人間の安眠を妨げ、病院で食べなかった分、お腹空いたのか猛食欲が出た。
以降、全く以前に戻ったルーティンで過ごすようになったので、、。
1週目の今日はまで依然と変わらず、ちゃんとご飯を食べて、ほとんどの時間寝て、トイレに行く。
さあ、明日はランを経過観察に動物病院に連れて行く日。
歯を抜く以前より元気になったみたいなので、、。
良かったよねラン。だがこの調子ではやはりお母さんは泊りがけの旅行にはもういかないよ。